こんにちは、となりのサワコです
前回の“運動のお話”で、理学療法士の宮本より、
運動は正しい方法で行えば、何歳から始めても、体力に自信のない方ほど効果的!
ということをお伝えしました。
でも運動をしてみようとは思うものの、
動くとあちこち痛いからなあ…という方いらっしゃいませんか?
(私もその一人だったりします💦)
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こんにちは!理学療法士の宮本です
「やる気はあるんだけど…今日は膝が痛むから明日からにしようかな…」
なんていう方がよくいらっしゃいます。
まぁ、明日からやってくれればいいのですが、
明日になったら「今日も膝が痛いから…」なんてことにならないかと思っています。
では、痛みのある人は、運動は休んだ方が良いのでしょうか?
答えは、「痛みがあっても、体を動かすことで予防をします!」です。
痛いのに無理に運動して、とは言いませんが、
痛みと付き合いながら運動をしてほしいのです。※ただし、その痛みが、スポーツによるケガなど急激に出たものの場合は、
無理して動かさないで、運動を控えてください。
筋力強化をすることが、痛みを和らげる効果がある可能性があるという
研究結果が実際に報告されています。
例えば、変形性膝関節症のある研究(※1)では、
「有酸素運動、筋力強化運動、関節可動域訓練、減量」が推奨されています。
また別の研究(※2)では、
身体機能と痛みを改善の両立を目指すなら「筋力強化訓練を組み込んだ複合的なプログラムが最も有効であった」と報告しています。
筋力強化は、痛みのある部位を無理して行わず、
痛みの少ない方法で実施する事が大切です。
私たちリハビリのスタッフは、
その様な工夫をした運動を考える事も得意としていますので、
是非ご相談いただければと思います。
という事で、
痛みがあるからからやらない、ではなく、
痛みがあるからこそ体を動かすべき、なんですよね。
さあ、皆さんも今日から少しずつ体を動かしましょう!
参考文献:
※1 OARSIによるエビデンスに基づくエキスパートコンセンサスガイド;2011
※2 Uthman OA:BMJ.2013;347:f555 doi:10.1136/bmj.f5555. Exercise for lower limb osteoarthritis: systematic review incorporating trial sequential analysis and network meta-analysis