ひざ関節専門外来

ひざの痛み、ありませんか?

高齢者に多い変形性膝関節症や、スポーツ中の怪我で多い前十字靭帯損傷。
じっくり診察をした上で、それぞれの患者さんに最も適した治療法、手術を選択していきます。

よく見られる症状

加齢による痛み(変形性膝関節症など)

  • ひざの内側に痛みがある
  • O脚が気になる
  • 正座ができない
  • 階段を下りるときにひざが痛む
  • 階段を下りるときに手すりが必要

スポーツの怪我(前十字靭帯損傷など)

  • 激しい痛みがある
  • 腫れがひかない
  • 痛くて歩けない

診察から治療まで

問診に加え、レントゲン検査や、MRI検査などお受けいただき、患者さんの状態を丁寧に診察します。
個々の患者さんのライフスタイルや、“良くなったらどんなことがしたいか”などを総合的に判断して、最も適切な治療法、手術をご提案します。

手術のご紹介(一部)

人工膝関節置換術(TKA)

摩耗して痛んでしまったひざの関節の表面を削り、人工関節を設置する手術です。比較的高齢、変形が強い方におすすめすることが多いです。
入院期間は3~4週間程度です。

人工膝関節単顆置換術(UKA)

ひざの関節の悪くなっている部分だけを人工関節に置換する手術です。人工膝関節「全」置換術に比べて体への負担が少なく、回復も非常に早いです。
入院期間は、2週間程度です。

高位脛骨骨切り術(HTO)

すねの骨(脛骨)を切り、角度を少し変えることにより、脚の形をO脚からX脚にして、ひざの内側の痛みをとる手術です。
患者さん自身のひざが温存できるので、手術後に大きな制限が生まれないことが特徴で、重労働やスポーツに復帰することが可能です。自分の関節を残したい方や、自分の身体に人工関節を入れることに抵抗がある方にもおすすめしています。
一方で、骨が癒合するまでは痛みが多少続くこと、機能回復のためにリハビリをしっかり行うことが必要になります。
入院期間は、3~4週間程度です。

前十字靭帯再建術

前十字靭帯が切れると、自然に癒合することはなく、ひざの不安定性や不安感が残り、将来的に変形性膝関節症に進行してしまいます。
そのような状態を予防するため、患者さんの年齢や、スポーツ活動、生活レベルに応じて、損傷した靭帯の代わりに自分の身体の一部(骨付き膝蓋腱あるいは半腱様筋)を用いて前十字靭帯を再建します。関節鏡を用いて低侵襲な手術を行います。
入院期間は、1~2週間程度です。

関節鏡下半月板縫合術・切除術

半月板はひざのクッションとして軟骨にかかるストレスを減らす重要な役割があります。
損傷を放置すると、痛みや関節水腫(水がたまる)だけでなく、将来骨が変形していく原因にもなります。
投薬やリハビリ、ヒアルロン酸注射などで症状の改善が得られない場合、関節鏡を用いて、損傷した部分を縫い合わせる、または必要最低限切り取る手術を行います。
入院期間は、1~2週間程度です。
縫合術の場合は、リハビリ期間が切除術と比べて少し長くなります。

電話番号0459010025