2022年6月30日(木曜日)

最近の病院のこと。

こんにちは、となりのサワコです

気が付けば、最後の更新が今年の1月…。
すっかりご無沙汰してしまいました。

言い訳をすると…
昨年末あたりから、病院公式インスタグラムを始めまして、
そちらのほうで近況報告をアップしています。

是非フォローしてくださいね!
@aoba_sawai_jp

最近の病院のことをお話します。
たくさんありすぎて、どこからお伝えしたらよいか迷うほど…。

まず、対面面会再開について。
感染はまだ油断を許さない状況ですが、
感染対策を十分に取った上で、
療養病棟での対面面会を完全予約制で再開しました。
長い間、オンラインでのみ面会をしていただいていましたが、久しぶりの患者さんとの面会に、患者さんもご家族もとても喜んでいらっしゃいました。

コロナワクチン4回目ですが、
7月19日より開始します。3回目も同様です。
予約は、横浜市予約専用サイトからお願いします。

病院の外壁塗装工事が終わり、屋上もさらにキレイになりました。
今は暑すぎて外に出るのは危険ですが、
少し涼しくなったら、患者さんにも屋上での外気浴を楽しんでいただけると思います。

あざみ野商店会、東急sレイエスFC、日体大SMG横浜など、院外の皆さんとの活動も多くなってきました。
地域に根差した医療機関でありたいという思いのもと、
スタッフにとっても視野を広げるいい機会となっています。

新卒採用活動も始まっていまして、
就職説明会に参加したりしています。
来年度、私たちの仲間になってくれるスタッフを募集しています。
個別の見学、面接を実施していますので、興味のある方は是非ご連絡くださいね。

Instagramも継続していきますが、
サワコも細々頑張っていこうと思います。
時々のぞいてくださいね。

2021年8月17日(火曜日)

認知症の人にやさしい街プロジェクト

こんにちは、となりのサワコです

当院があざみ野商店会に加盟しているつながりで、「やさしい街あざみ野実行委員会」に参加しています。

「やさしい街あざみ野実行委員会」とは、やさしい街を目指して、あざみ野商店会をはじめ、自治会や桐蔭横浜大学、地区センター、男女共同参画センター、地域ケアプラザ、東急SレイエスFC、青葉さわい病院など、あざみ野地域に拠点を置く多くの団体が参加している委員会です。

その「やさしい街実行委員会」が『認知症の人にやさしい街プロジェクト』を進めており、来る9月5日より様々なイベントが予定されています。

高齢者のみならず、若年層でも発症する可能性のある認知症。
認知症になっても、住み慣れたこの地で安心して生活を続けられるよう、地域全体で支えあっていける街でありたい。そんな思いで発足したプロジェクトです。

9月5日に予定されているキックオフイベントで、当院リハビリテーション科スタッフ考案の「明日があるさ体操♪」をお披露目することになっています。
立っても座ったままでも楽しく体を動かすことができます!

先日、実行委員会の皆様をお招きして、デモンストレーションを行いました。
セラピストたちが楽しそうに踊っている姿を見ていたら、不思議とこちらも笑顔になっていました。みんなで楽しく体を動かすって、素晴らしいですね!!

立っても、座ったままでも♪
明日がある、さぁーーーー★
2021年3月24日(水曜日)

前十字靭帯損傷予防オンライン講習会

こんにちは、となりのサワコです

当院の法人グループがスポンサーをつとめる「日体大FIELDS横浜」の選手の皆さんへ向けた、『前十字靭帯損傷予防オンライン講習会with日体大FIELDS横浜』が先日当院にて行われました。

講師は、当院のリハビリテーション科科長、理学療法士の宮本が担当しました。

チームの選手の皆さんにモデルになっていただき、トレーナーさん、マネージャーさん、日体大トレーナー研究会の方に向けた講義でしたが、その様子をライブストリーミングで法人グループの他病院のリハビリテーション科スタッフにも勉強会として共有しました。

宮本からは、前十字靭帯を損傷しすいプレーや動き、予防につながるトレーニング方法、
女性ならではの注意事項など、多岐にわたり話がありました。
講義の後も、皆さんから多くの質問をいただき、盛況のうちに終了しました。

来院された選手の中に前十字靭帯を損傷したばかりで現在治療中の方がいたり、
一緒にいらっしゃったコーチも過去に前十字靭帯損傷の経験があるというほど、
サッカーでは、前十字靭帯(ACL)損傷の発生率が高いと言われています。
日体大FIELDS横浜も昨シーズン、複数名の選手がこのACL損傷をしてしまったそうです。

今シーズンは、ぜひ怪我なく、皆さんが力を出し切れるシーズンになりますように☆

日体大FIELDS横浜の応援団として、このような講習会を継続して開催していきたいと思います!



↓↓日体大FIELDS横浜のSNSでも紹介されました!

2021年2月10日(水曜日)

お化粧サロン~化粧療法とは?~

こんにちは、となりのサワコです

当院の回復期リハビリテーション病棟での取り組みの一環で、
リハビリ以外の時間を充実させたい!という思いから、
様々なプログラムを実施しています。

今日はその一つ、『化粧療法』をご紹介したいと思います。

みなさん、化粧療法って聞いたことありますか?
当院では、化粧品メーカー「資生堂」が開発した化粧療法を取り入れています。

『資生堂の化粧療法とは、スキンケアやメイクなど化粧行為を通じて心身機能やQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の維持向上など健康寿命の延伸をめざす療法です。』
(資生堂ライフクオリティービューティーセミナーHPより引用)

資生堂化粧療法の研修を修了した当院のスタッフが、
月に2回、『お化粧サロン』のアクティビティを実施しています。

「入院中にお化粧すると思わなかった!楽しかったわ!」
「せっかくきれいになったからこのまま銀座にでもお出かけしたい気分♪」
「やっぱりわたし、女なのねー」

久しぶりのおめかしに、皆さん自然と笑顔になります。
嬉しそうな患者さんを見て、スタッフも嬉しくなります。

化粧療法プログラムの詳細も、このブログ内で少しずつご紹介していきます!

2021年1月14日(木曜日)

ひざの痛み予防運動⑦姿勢と歩きの改善『ハマトレ』実践編Part3

こんにちは、となりのサワコです

ひざの痛み予防運動⑤のご紹介からだいぶ日にちが経ってしまいました。
寒さが厳しい日が続いていますが、皆さん十分に体を動かしていますか?

私は…運動足りていないです…。

自分のライフスタイルに合った方法で長く続けられる運動をすることが大切だ、と
理学療法士の宮本に教えられました。

外出自粛期間でもあり、運動する機会が減っていると思います。
おうちでできる簡単な『ハマトレ』、是非やってみてくださいね。

今回は実践編パート3、「足の動き改善」の運動です!

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こんにちは!理学療法士の宮本です

ハマトレ豆知識:ハマトレは横浜市の体育協会が中心になり「姿勢と歩きを改善する」を目的に有識者が集まり、文献などを検索しより効果が認められているものを取り込めるように編集されている。との事です。医学的にも根拠がある運動って大切ですよね。

今回は、足の動きの改善を紹介します。

足の指の力は、歩行速度やバランスとも関係しているという報告もあります。
足の先端についている指。
こんなものが、そんなに大事なの?と思うかもしれませんが、
実は、とても大事なんですよ

試しに、足の指を浮かせたまま、体重を前にかけてみてください。
…かなり不安定なことが分かります。

そんな、足の運動ですが、準備体操として足を回していきます。
また、筋力トレーニングとしてタオルを使用しますのでご用意ください。

◆足の指のストレッチ◆

  1. 指回し:小指から1本ずつ右回し、左回しを各4回。左右の足で行います。
  2. 足首回し:右回し、左回しを各4回。 これを左右の足で行います
    ★ポイント! 足の指と指の間に手の指を 軽く入れ、つま先を円を描く ように回します。
  3. 足ツイスト:足の指の付け根の部分と、土踏まずのあたりをもって、ツイストするようにひねります。4回を左右の足で行います。
    ★ポイント! 足のつま先側とかかと側を反対方向へやさしくねじります。

◆筋力強化◆

  1. タオルつかみ:指をしっかり開きタオルを つかみ、軽く持ち上げます。
  2. タオル踏み:タオルを丸めてくるぶしのやや 前で踏みます。(青竹踏みでも可)

これを、4回行います。
それぞれ、1~4セット程度実施しましょう。
* 注意:息を止めずに行いましょう。声に出してカウントすると自然に呼吸ができます。

足関節の運動範囲が狭いと不安定な歩行となると報告されており(1)、
加齢により足の裏の感受性が悪くなり
それが原因で歩行が不安定になる可能性も高いと言われています(2~3)。

足関節のストレッチや裸足での運動で、
関節の動く範囲を広くして足裏の感覚を研ぎ澄ませ
安定した歩行が出来るように頑張ってみましょう!!

参考資料:
1、近藤四朗:ひ弱になる日本人の足 草思社 P200,1993.
2、 J. Stevens, L. A. Cruz:Spatial acuity of touch: ubiquitous decline with aging revealed by repeated threshold testing. Psychology, MedicineSomatosensory & motor research 13(1):1-10,1996
3、 持田 尚, 中嶋 寛之(2010): バランス能力トレーニング (特集 ロコモティブシンドローム)−(運動機能トレーニング).診断と治療 98(11):1847-1855.

2020年11月18日(水曜日)

ひざの痛み予防運動⑥姿勢と歩きの改善『ハマトレ』実践編Part2

こんにちは、となりのサワコです

病院の前の嶮山の交差点からあざみ野駅方面へ続く坂道は、いま紅葉がとても綺麗です。
枝の先の方から真っ赤に色付き、太陽の光が当たると本当に美しく、まるで絵画のようです。
今週は汗ばむほどの暖かい日が続くようなので、お散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?

嶮山の紅葉
赤い絨毯。

さて、今回は『ハマトレ』の実践編パート2、「傾き改善」の運動です!

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こんにちは!理学療法士の宮本です

今回は、体の傾きを改善する運動になります。傾きといってもイメージがわきにくいかもしれませんが、この運動は、お尻を中心に、ももの内側、外側を伸ばしたり、筋力強化したりする運動になります。これをすることで、バランスの改善にもつながることが期待されます。

立ったり座ったりが億劫になり始めた方、なんとなく歩いていると横方向にふらつく気がする人などは 積極的にやりたい運動ですね。

猫背になると、体のバランスをとるために、頭が前に出て、股関節と膝を曲げてバランスをとりはじめます。すると、歩幅が狭くなったり、つまづきやすくなったりします。最近つまづきやすくなったなぁと感じている方は、積極的にやってみてください。

ストレッチ
まずは、内もものストレッチの紹介です。

内股ストレッチ:肩幅より広く足を広げます。体重をかけていない側の足の内股を伸ばして、 左右各4カウント。内股が伸びていることを意識してください。

筋トレ
次に、筋力強化です。

①脚開き:まっ直ぐ立ち、椅子やテーブルに片手をおきバランスをとれるようにします。足を上げる方の腰に手を置き、足を横に振り上げます。ゆっくり行いましょう。

コツは、つま先が外を向かない事。内股のまま足を外にあげます。そして、やや斜め後ろにあげます。

やってみると、かなり難しい運動です。
これを、左右各4回行います。

②脚閉じ:椅子に座り、丸めたタオルを足の間におきます。タオルを押しつぶすように力を入れ、足を閉じる運動をしましょう。

これを4回行います。
それぞれ、1~4セット程度実施しましょう。

いかがだったでしょうか?今回の運動は比較的さっと出来たり、テレビを見ながらできたりしそうな運動ですので、普段の生活の中で積極的に取り入れてみてください。

次回は足の動き改善のための運動を紹介します!

参考資料
1、山本圭彦ら:運藤療法により高齢者の円背姿勢は改善するか:理学療法33(supplement2):398,2006.
2、蒲田一芳ら:骨盤・胸郭リアライメント法 コアセラピーの理論と実践 14-48,2011

2020年10月27日(火曜日)

ひざの痛み予防運動⑤姿勢と歩きの改善『ハマトレ』実践編

こんにちは、となりのサワコです

横浜市ホームページの『ハマトレ』紹介ページでは、横浜市歌に合わせて行う“横浜市歌バージョン”というものも紹介されています。

横浜市で育ったハマっこの皆さんは、小学校で歌ったなあ…と懐かしく思われるかも?
♪わが日のもとは島国よ~♪で始まるあの歌です。
小学生にはやや難しい歌詞かな…と思うのですが、卒業するまでにはみんな歌えるようになっています。全国的に見ても、市歌がここまで浸透しているところは多くないそうです。

さて、今回は『ハマトレ』の実践編です。
ぜひチャレンジしてみてください!

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こんにちは!理学療法士の宮本です

『ハマトレ』実践編です。
本来は、20ある運動を全て実施する事が望ましいのですが、気になるところを重点的に行っても良いとされています。

今回は、猫背予防・改善の運動を紹介します。

猫背になると、体のバランスをとるために、頭が前に出て、股関節と膝を曲げてバランスをとりはじめます。すると、歩幅が狭くなったり、つまづきやすくなったりします。最近つまづきやすくなったなぁと感じている方は、積極的にやってみてください。

ストレッチ
まずは、脊柱の動き、肩甲骨の動きを高めるストレッチの紹介です。

①背伸び:手を出来るだけ上に伸ばして4数えます。
②横曲げ:両手をまっすぐに上げた状態から、横に4カウント伸ばします。(タオルがあるとよりやりやすいです)
③腕押し・腕引き:腕を押して背中を丸めて4数えます。腕を引き、胸を大きく開いて4数えます。
④肘上げ:肘をあげ、反対の手で肘を押し上げ4数えます。左右共に行います。

筋トレ
次に、筋力強化です。

①親指を上向きにした状態で、体の横を肩の高さまでゆっくりあげていきます。
(棘上筋という筋肉が鍛えられ、過多の安定性を高めます)

 これを、4回行います。

それぞれ、1~4セット程度実施しましょう。

*注意:肩背中に問題のある場合(手術の既往歴を含む)、主治医にこれらを行ってよいか必ず事前に相談しましょう。

この運動は、脊柱後弯変形姿勢(いわゆる猫背)が、歩行速度、片足立ち能力や呼吸機能の低下に影響するという報告があり(1-4)、また、その姿勢は脊柱伸展運動や胸郭の可動性を高めるハマトレのようなトレーニングにより改善が期待されるという報告もあります(5-6)。

このように、根拠に基づいて作られたプログラムですから、是非、取り組んでみてはいかがでしょうか?
次回は傾き改善のための運動を紹介します!

参考資料
1、maejima H et al: The relationship between postural deformation anda standing balance in elderly person,J Jpn Phys Ther Assoc 7:7-14,2004
2,坂光徹彦ら、脊柱後弯変形をバランス能力および歩行能力の関係:理学療法科学 22(4):489-494,2007
3、森藤武ら:脊柱後弯変形患者における脊柱伸展可動性とバランス、歩行能力との関係:理学療法科学 735-739,2010
4、草刈桂子ら:円背姿勢が呼吸循環反応ならびに運動耐容能に及ぼす影響:理学療法学 18(4):187-191,2003
5、山本圭彦ら:運藤療法により高齢者の円背姿勢は改善するか:理学療法33(supplement2):398,2006.
6、蒲田一芳ら:骨盤・胸郭リアライメント法 コアセラピーの理論と実践 14-48,2011

2020年10月20日(火曜日)

ひざの痛み予防運動④姿勢と歩きの改善『ハマトレ』

こんにちは、となりのサワコです

当院の位置する横浜市が開発した、自宅でできるロコモ予防トレーニング『ハマトレ』。皆さんご存じですか?
今日はその『ハマトレ』をご紹介します!

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こんにちは!理学療法士の宮本です

膝の痛み予防の話を何回か書き、頑張って実践していますという声も、私の耳にも少し入ってくるようになりました。とても、素晴らしい事です。

さて、色々な方とお話する中で、生活やカラダのことで何が気になりますか?と聞くと意外と多い答えが…

「最近なんだか歩くスピードが落ちた」とか、
「年をとったせいか、姿勢が悪くなった気がするのよね・・・」など、
姿勢や歩くことへの不安が多いようです。

そこで、今回は、「姿勢と歩きの改善」を目的とした、『ハマトレ』を紹介したいと思います。

このハマトレ、横浜市が健康増進、ロコモ予防の一環として色々な研究結果から考え出された根拠に基づいたトレーニングなのです。しかも、このハマトレ「横浜市青葉区でも力を入れて普及している運動」なんです。皆さんは聞いたことがありますか?
(参考:広報よこはま青葉区版 2019年;https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/kusei/koho/koho_aoba/kohoaoba2019.files/20190401kusei-koyoko.pdf

2019年に青葉区でこのハマトレの効果検証を行っています。
その結果、「ももの筋力」「歩く時の歩幅」「片足バランスの時間」が増えた人が多く、運動の効果があることもわかっています。

興味を持たれた方は、是非、『ハマトレ』を調べてみてください。

参考:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/fukushi-kaigo/koreisha-kaigo/kaigoyobo-kenkoudukuri-ikigai/hamatore2020.html

次回からは、ハマトレの内容を少しずつ紹介していきます。

2020年10月13日(火曜日)

ひざの痛み予防運動③スクワット(ひざ伸ばし運動)

こんにちは、となりのサワコです

真冬みたいに寒い日が来たと思えば、また半袖を取り出すような陽気の日もあり、
頭も体もついていけない今日この頃です…。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、数回に渡りお届けするひざの痛み予防運動のお話。
今回は、ひざの痛みがない方や、痛みが軽い方向けの運動のご紹介です。

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こんにちは!理学療法士の宮本です

前回は、ひざに痛みがある方向けの大腿四頭筋(ももの前)の筋力強化を紹介させてもらいました。
すると、私は膝が痛くないけど、あの運動していればいいの?と、早速お問い合わせを頂きましたので、今回は、ひざに痛みのない人、少ない人向けに、お勧めのひざ伸ばし運動、スクワットをご紹介します。

この運動は、前回同様、日常動作で必要な筋力の基礎となります。
ももの前だけでなく、お尻の筋力もつきます。
私の勧める運動の中でも、1.2を争うほど良い運動なので、是非気合を入れてやってみてください!

  1. 椅子の背もたれや、台に両手で捕まり、両足は肩幅程度に開いて立ちます。
    この時、爪先と膝の向きはまっすぐ前を向くようにします。
  2. 「1・2・3・4」とゆっくり数えながら、腰を後ろに引きながら膝を曲げていきます。
    この時、背中が丸くならないように気を付けましょう。
  3. 膝を曲げる深さは、1/4(45度)程度。深く曲げ過ぎないように気を付けましょう。
  4. 「1・2・3・4」と数えながら4秒以上かけてゆっくりと元の姿勢まで戻ります。
  5. 10回程度を目安に行いましょう。(少し疲れたな…という程度です。)

《筋力トレーニング時の注意事項》

  • 運動を行って痛みがさらに増悪する場合➡この運動を行う前に、医療機関の受診をお勧めいたします。関節の状態を向上させ他のプログラムを実施し、状態が改善したらこの運動を実施してみてください。
  • 腰を後ろに引くように行いましょう➡真っすぐ、深く屈伸すると、ももの前の筋肉に過剰な負荷がかかりすぎ、関節にも過負荷となる可能性があるので気を付けましょう。
2020年10月5日(月曜日)

ひざの痛み予防運動②ひざ伸ばし運動

こんにちは、となりのサワコです

街を歩くと金木犀の甘い香りが漂い、秋の訪れを感じさせてくれます。
政府のGo Toキャンペーンに東京が追加され、この週末は各地かなりのにぎわいだったと今朝のテレビのニュースでやっていました。
過ごしやすい気候が続いており、たしかにちょっと遠出をしたくなりますね。

数回に渡りお届けするひざの痛み予防運動のお話。
今日は膝の痛みがやや痛い方向けの運動をご紹介します。

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こんにちは!理学療法士の宮本です

前回は、準備運動を兼ねたもも裏のストレッチングを紹介しました。
今回は、膝の上。ももの前の筋肉を鍛える運動になります。

ももの前の筋肉は、立ったり座ったり、階段を上ったりと、色々な場面で使用する筋肉で、使わないと弱くなりやすい筋肉の代表なんです。
この筋肉の衰えが、膝の痛みや、生活能力の低下を助長しているといっても過言ではありません。
本来なら、しっかり負荷をかけたいのですが、今回は、膝の関節を保護するためにも、椅子に座って行う方法を紹介します。

  1. 椅子に少し深めに腰かけます。(坐面の前2/3程度・背もたれに寄りかからないようにします)
  2. 太ももに力を入れながら、片足の膝を「1・2・3・4」と数えながら4秒以上かけてゆっくりと伸ばします。
  3. これ以上伸びないというところで、かかとを前に突き出すようにして、もも上の大腿四頭筋の収縮を感じながら10秒間止めます。
  4. そこから「1・2・3・4」と数えながら4秒以上かけてゆっくりと元の位置まで戻します。
  5. 左右各10回ずつ行いましょう。

《筋力トレーニング時の注意事項》

  • 運動を行って痛みがさらに増悪する場合➡この運動を行う前に、医療機関の受診をお勧めいたします。関節の状態を向上させ他のプログラムを実施し、状態が改善したらこの運動を実施してみてください。
  • 反動はつけないようにおこなしましょう(勢いよく行うより、ゆっくり行う方が効果的です。4秒以上かけてゆっくり実施するようにお願いします)
電話番号0459010025