2020年8月31日(月曜日)

御礼

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中、
患者様、患者様ご家族、企業・団体様より、
当院へマスクやガウンなどの医療資源やドリンクなどのご寄付を多数いただいております。
皆様の温かいお心遣いに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
ご寄付いただきました医療資源は大切に使用させていただき、
また、ドリンクなどは職員が休憩時間にありがたく頂戴いたしました。

今までに経験のないこの緊張感の中で、
皆様からの温かいご支援が大きな励みになっています。

このコロナ感染の一日も早い収束を願いつつ、
これからも安心・安全な医療を提供できるよう、職員一同努めてまいります。

青葉さわい病院
病院長 澤井 崇博

2020年8月28日(金曜日)

おいしい家庭料理レシピ「夏野菜キーマカレー」

こんにちは、となりのサワコです

当院の管理栄養士が、おうちで簡単に作れるおいしい家庭料理レシピをご紹介します!
第一弾の今回は、夏野菜たっぷりのキーマカレーです。
いつもの、ニンジン、じゃがいも、玉ねぎ、お肉で作るカレーとはひと味違う、
太陽の光をたっぷり浴びた旬の夏野菜を使ったカレーです。
暑くて食欲もイマイチ…な時、ぜひ作ってみてください!

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~暑い日こそスパイス料理を食べて食欲増進!!
季節の野菜を使って疲労回復!!~

カレーに含まれるスパイスには健胃作用・食欲増進・疲労回復の効果があります。
豚肉に含まれるビタミンB₁は「元気ビタミン」とも呼ばれ、夏の日差しでダメ―ジを受けた身体をケアしてくれます。
また、季節の野菜を使うことで不足しがちなミネラルを補うことができます。

〈材料 5人分〉

カレールー1/2箱(約90g)
豚ひき肉250g
玉ねぎ中1個
トマト中1個
なす1本
ピーマン1個
パプリカ(赤・黄)各1/2個
大さじ1
200g

<作り方>

  1. 玉ねぎはみじん切り、トマト・なす・ピーマン・パプリカは1.5~2㎝角に切る。
  2. フライパンに油を熱し、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ったら豚ひき肉を加え炒める。
  3. ①のトマト半量、その他の野菜を炒め、水を加える。沸騰したらアクをとり蓋をして中火で5分煮る。
  4. 火を止め、ルウを溶かす。弱火でかき混ぜながら10分煮込む。
  5. 残りのトマトを加え、ひと煮立ちさせ完成。

<栄養成分>

・エネルギー:289kcal
・蛋白質:12g
・脂質:19g
・炭水化物:19g
・塩分:2.2g

2020年8月26日(水曜日)

運動のお話「やる気はあるけど痛いから…」

こんにちは、となりのサワコです

前回の“運動のお話”で、理学療法士の宮本より、
運動は正しい方法で行えば、何歳から始めても、体力に自信のない方ほど効果的
ということをお伝えしました。
でも運動をしてみようとは思うものの、
動くとあちこち痛いからなあ…という方いらっしゃいませんか?
(私もその一人だったりします💦)

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こんにちは!理学療法士の宮本です

「やる気はあるんだけど…今日は膝が痛むから明日からにしようかな…」

なんていう方がよくいらっしゃいます。
まぁ、明日からやってくれればいいのですが、
明日になったら「今日も膝が痛いから…」なんてことにならないかと思っています。

では、痛みのある人は、運動は休んだ方が良いのでしょうか?
答えは、「痛みがあっても、体を動かすことで予防をします!」です。
痛いのに無理に運動して、とは言いませんが、
痛みと付き合いながら運動をしてほしいのです。
※ただし、その痛みが、スポーツによるケガなど急激に出たものの場合は、
無理して動かさないで、運動を控えてください。

筋力強化をすることが、痛みを和らげる効果がある可能性があるという
研究結果が実際に報告されています。

例えば、変形性膝関節症のある研究(※1)では、
「有酸素運動、筋力強化運動、関節可動域訓練、減量」が推奨されています。

また別の研究(※2)では、
身体機能と痛みを改善の両立を目指すなら「筋力強化訓練を組み込んだ複合的なプログラムが最も有効であった」と報告しています。

筋力強化は、痛みのある部位を無理して行わず、
痛みの少ない方法で実施する事が大切です。
私たちリハビリのスタッフは、
その様な工夫をした運動を考える事も得意としていますので、
是非ご相談いただければと思います。

という事で、

痛みがあるからからやらない、ではなく、
痛みがあるからこそ体を動かすべき、なんですよね。

さあ、皆さんも今日から少しずつ体を動かしましょう!

参考文献:
※1 OARSIによるエビデンスに基づくエキスパートコンセンサスガイド;2011
※2 Uthman OA:BMJ.2013;347:f555 doi:10.1136/bmj.f5555. Exercise for lower limb osteoarthritis: systematic review incorporating trial sequential analysis and network meta-analysis

2020年8月21日(金曜日)

栄養のお話「食事から熱中症予防」

こんにちは、となりのサワコです

『体を外から作るのは運動!
体を中から作るのは栄養!』
という言葉を先日耳にしました。
うーん、なるほど。

ということで、今日は当院栄養科の管理栄養士から、
熱中症予防に役立つ栄養のお話をします。

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みなさん、こんにちは

毎日のお食事の用意、大変ですよね。
台所に立つのは暑いし、この暑さじゃあまり食欲もない…
という方いらっしゃいませんか?

でも、熱中症予防には食事、栄養もとても大切なのです。
そこで今日は、熱中症予防に大切な栄養素をご紹介します。
このブログの中で、手軽に作れる美味しいレシピも今後ご紹介していきますので、
これらの栄養素、食材を、毎日の献立に上手に取り入れてみてください!

タンパク質(肉類・魚類・卵・大豆製品・乳製品)

筋肉・臓器など体の主成分で酵素・ホルモン・血液成分・神経伝達物質などの
主成分ともなる為、不足すると、体の機能が低下し免疫力が下がってしまう。
ただし、腎障害のある人は摂りすぎると腎機能悪化につながるため注意が必要です。

ナトリウム

汗と一緒に流れていくため、たくさん汗をかいたときは塩分補給が大切です。

カリウム(野菜・海藻・果物・イモ類)

細胞の浸透圧を調節してくれているのカリウムです。
汗をかくことで、ナトリウムと一緒に流れてしまいます。
体の中で不足すると筋力低下・低血圧・不整脈・頻脈が起こる可能性があります。
ただし、腎障害がある人は体に溜まりやすくなり不整脈などを引き起こすため注意が必要です。

水分

水分が不足すると、血流悪化・自律神経の乱れ・筋力低下がおこり、疲労感へとつながります。

ビタミンC(果物(キウイフルーツ・イチゴ)・野菜(ブロッコリー・赤ピーマン・ほうれん草))

体の中のコラーゲン作りを助けてくれます。
コラーゲンは不足すると筋肉・血管・骨・皮膚など体の組織が弱くなる可能性があります。
ビタミンCをとることで免疫力を高めることへつながります。

ビタミンB1(豚肉・うなぎ・玄米や胚芽米)

糖質をエネルギーに変えるためになくてはならない栄養素です。
脳で使われるエネルギーは糖質からのエネルギーであり、
このビタミンB1が不足すると、脳の働きが悪くなり、神経機能が正常に保てなくなることがあります。

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ミニレシピ☆手作りスポーツドリンク

汗をかいた時は、水分と電解質を補給することが大切です。スポーツドリンクや経口補水液は、市販で購入できますが、簡単に作れますので必要になった時には作ってみてください!

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2020年8月19日(水曜日)

運動のお話「もう年だから…は本当?」

こんにちは、となりのサワコです

毎日暑いですね。
先日、病院の正面玄関入ったところに、冷風機を設置しました。
入口の空気を冷やすことで、院内の空調も効きやすくなったかなと思います。
給茶機もありますので、来院時にお飲み物を持参されていない方はどうぞご利用ください。

熱中症予防には、普段からの運動も大切です、というお話を前回しました。
その『運動』のお話を、今回から不定期で連載していきます!
お伝えするのは、当院リハビリテーション科科長の宮本です。

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こんにちは!理学療法士の宮本です

「もう私80歳よ、運動したって筋肉なんてつくわけないじゃない‥」
「若いころに運動していなかったから、今更、運動して筋肉なんてつかないんじゃないの?」

患者さんや、地域の方とお話ししているとよくこんな言葉を耳にします。

たしかに、20歳の活発な青年に比べれば、そうかもしれませんが、
実は、運動の効果に年齢は関係ないということが、最近の研究で明らかになっています。

従来は、年を重ねるとそれに沿って健康度も下がると思われていました。
しかし最近は、健康度が下がるかどうかは人それぞれで、
活動や運動を行うことで年齢とは関係なく元気でいられるということが分かってきたのです。

さらに、
身体機能が低い人ほど効果があり、この改善効果には年齢や性別の影響が少ない
ということを示している研究もあります。

つまり!
運動は正しい方法で行えば、何歳から始めても、体力に自信のない方ほど効果的なのです!

もう年だから…とおっしゃらずに、一緒に体を動かしてみませんか?

参考文献:
・身体的虚弱(高齢者)理学療法診療ガイドライン
・新井武志、大渕修一・他:地域在住高齢者の身体機能と高齢者筋力向上トレーニングによる身体機能改善効果との関係.日本老年医学会雑誌 43(6), 781-788, 2006-11-25
・E W Busse:Duke University Longitudinal Studies of Aging. Z Gerontol. May-Jun 1993;26(3):123-8

2020年8月13日(木曜日)

熱中症にご注意を!

こんにちは、となりのサワコです

今年の夏は、猛暑の中マスクをつけて過ごさなければならないという、今までにあまり経験したことのないつらい夏になってしまいました。「感染予防」と「熱中症予防(対策)」をしっかりと両立させて、元気にこの夏を乗り越えたいですね!

熱中症は、暑いところや湿度の高いところにいて、
汗によって体の中の水分や塩分が減ったり、
体温が上がり過ぎたりすることで起こります。
いつでも、どこでも、だれでも、かかる可能性があります。
自分は暑さに強いから大丈夫!と思っている人でもかかるので、油断できません。
重症化する前に、対策をしっかりとりたいものです。

熱中症はその症状によって3つの段階に分けることができます。

  • 1度(軽症)…めまい、たちくらみ、筋肉痛、こむら返り、汗をふいてもふいても出てくる
  • 2度(中等症)…頭痛、吐き気、嘔吐、全身のだるさ、暑いのに汗が出にくくなる
  • 3度(重症)…意識がもうろうとする、けいれん、体温が40度以上になる
    (日本医師会『健康ぷらざNo.390』より引用)

熱中症の予防に大切なことは、何といっても水分補給です

マスクをしているとのどの渇きを感じにくくなります。
私も仕事をしていて、何時間も飲み物を口にしていなかった、ということが時々あります。
意識して水分をとるようにしないといけませんね。
水分は、のどが渇いてから一気にガブガブっと飲むのではなく、こまめに飲むのが効果的です。

たくさん汗をかいたときは、塩分も補給する必要があります。
そんな時は、「経口補水液」を上手に使いましょう!みなさん、経口補水液って飲んだことありますか?いろいろなメーカーから様々な商品が出ています。全体的に、しょっぱさが前面に出ているようなお味で、ちょっと飲みにくい…と個人的には感じています。でも、ゼリータイプだとなぜかかなり飲みやすいです!冷蔵庫でいくつか冷やしておいて、こまめに飲むといいと思います!

水分補給のほかに大切なこととしては、十分な睡眠、食事、普段からの適度な運動などが挙げられます。適度な運動をしましょう!…と言うのは簡単ですが、具体的にどんなことをしたらよいか分からないし、この猛暑の中ではなかなか難しいですよね。このブログで近いうちに、おうちでできる簡単な運動を当院の理学療法士からご紹介できたらと思っています!

2020年8月6日(木曜日)

目と舌で味わう行事食~8月~

こんにちは、となりのサワコです

8月2日は、土用丑の日でした。
関東地方ではちょうど梅雨も明け、いよいよ夏本番!というタイミングで、8月の行事食「うなぎ」をご用意しました。

メニューは、うなぎ丼、冬瓜のそぼろ煮、鮭といくらの親子なます、すまし汁、フルーツは夏らしく、すいかでした。

やっぱり土用丑の日には、うなぎを食べたい!!
そんなふうに思っていらした患者さんも少なくなかったと思うので、喜んでいただけたのではないかと思っています。
当院ではお食事にうなぎを使うのは初の試みでしたので、事前に関係者でサンプルの試食を行い、身の軟らかさや、骨が喉にひっかからないか、など十分に確認しての今回の実施となりました。

安全面、衛生面をクリアすれば、病院食だからって出せないものはない!という考えで、患者さんにより一層喜んでいただけるような食事提供をしています。
今は、9月と10月の行事食の最終的な準備を進めています。来月以降もお楽しみに!

2020年8月3日(月曜日)

感染症対策「コンシェルジュがトリアージ」

こんにちは、となりのサワコです
今日は、当院で取り組んでいる感染症対策のひとつをご紹介します。

まずは外来患者さんの対応。
入口にコンシェルジュを常駐させています。コンシェルジュは、外来看護師や受付スタッフが担当し、すべてのご来院の皆さまに、検温と、簡単な問診を行います。
足や腰が痛くて整形外科を受診に来られた患者さんも、一度入口で立ち止まっていただき、検温にご協力をいただいています。お辛いところ、私たちの取り組みにご理解いただき、この場を借りて感謝申し上げます。

マスクは、今はほぼすべての方が着用してきてくださるようになりました。最近はドラッグストアなどでもようやく手に入るようになりましたね。(ただ、医療従事者が使用するサージカルマスクは、市販のものとは認可基準が異なり、このタイプはまだまだ潤沢な流通量とは言えないのが現状です…)

問診で、発熱や呼吸器症状など、コロナを疑うような症状が見られる場合は、別室にて待機していただくか、自家用車でご来院の方はお車の中での待機をお願いしています。

院内に入る際は、必ずアルコール手指消毒をお願いしています。診察室の入口にもアルコール消毒を設置してありますので、入室前、退室後に、消毒をしていただきます。

私たち職員は、毎日の検温、体調管理(無理せず休みをとる)、こまめな手指消毒、を徹底しています。
患者さんを守る。私たちから絶対に広げない。
医療に携わる者として可能な限りの対策をこれからも取っていきます。

電話番号0459010025