こんにちは、となりのサワコです
毎日暑いですね。
先日、病院の正面玄関入ったところに、冷風機を設置しました。
入口の空気を冷やすことで、院内の空調も効きやすくなったかなと思います。
給茶機もありますので、来院時にお飲み物を持参されていない方はどうぞご利用ください。
熱中症予防には、普段からの運動も大切です、というお話を前回しました。
その『運動』のお話を、今回から不定期で連載していきます!
お伝えするのは、当院リハビリテーション科科長の宮本です。
*****************************
こんにちは!理学療法士の宮本です
「もう私80歳よ、運動したって筋肉なんてつくわけないじゃない‥」
「若いころに運動していなかったから、今更、運動して筋肉なんてつかないんじゃないの?」
患者さんや、地域の方とお話ししているとよくこんな言葉を耳にします。
たしかに、20歳の活発な青年に比べれば、そうかもしれませんが、
実は、運動の効果に年齢は関係ないということが、最近の研究で明らかになっています。
従来は、年を重ねるとそれに沿って健康度も下がると思われていました。
しかし最近は、健康度が下がるかどうかは人それぞれで、
活動や運動を行うことで年齢とは関係なく元気でいられるということが分かってきたのです。
さらに、
「身体機能が低い人ほど効果があり、この改善効果には年齢や性別の影響が少ない」
ということを示している研究もあります。
つまり!
運動は正しい方法で行えば、何歳から始めても、体力に自信のない方ほど効果的なのです!
もう年だから…とおっしゃらずに、一緒に体を動かしてみませんか?
参考文献:
・身体的虚弱(高齢者)理学療法診療ガイドライン
・新井武志、大渕修一・他:地域在住高齢者の身体機能と高齢者筋力向上トレーニングによる身体機能改善効果との関係.日本老年医学会雑誌 43(6), 781-788, 2006-11-25
・E W Busse:Duke University Longitudinal Studies of Aging. Z Gerontol. May-Jun 1993;26(3):123-8