こんにちは、となりのサワコです
横浜市ホームページの『ハマトレ』紹介ページでは、横浜市歌に合わせて行う“横浜市歌バージョン”というものも紹介されています。
横浜市で育ったハマっこの皆さんは、小学校で歌ったなあ…と懐かしく思われるかも?
♪わが日のもとは島国よ~♪で始まるあの歌です。
小学生にはやや難しい歌詞かな…と思うのですが、卒業するまでにはみんな歌えるようになっています。全国的に見ても、市歌がここまで浸透しているところは多くないそうです。
さて、今回は『ハマトレ』の実践編です。
ぜひチャレンジしてみてください!
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こんにちは!理学療法士の宮本です
『ハマトレ』実践編です。
本来は、20ある運動を全て実施する事が望ましいのですが、気になるところを重点的に行っても良いとされています。
今回は、猫背予防・改善の運動を紹介します。
猫背になると、体のバランスをとるために、頭が前に出て、股関節と膝を曲げてバランスをとりはじめます。すると、歩幅が狭くなったり、つまづきやすくなったりします。最近つまづきやすくなったなぁと感じている方は、積極的にやってみてください。
◆ストレッチ◆
まずは、脊柱の動き、肩甲骨の動きを高めるストレッチの紹介です。
①背伸び:手を出来るだけ上に伸ばして4数えます。
②横曲げ:両手をまっすぐに上げた状態から、横に4カウント伸ばします。(タオルがあるとよりやりやすいです)
③腕押し・腕引き:腕を押して背中を丸めて4数えます。腕を引き、胸を大きく開いて4数えます。
④肘上げ:肘をあげ、反対の手で肘を押し上げ4数えます。左右共に行います。
◆筋トレ◆
次に、筋力強化です。
①親指を上向きにした状態で、体の横を肩の高さまでゆっくりあげていきます。
(棘上筋という筋肉が鍛えられ、過多の安定性を高めます)
これを、4回行います。
それぞれ、1~4セット程度実施しましょう。
*注意:肩背中に問題のある場合(手術の既往歴を含む)、主治医にこれらを行ってよいか必ず事前に相談しましょう。
この運動は、脊柱後弯変形姿勢(いわゆる猫背)が、歩行速度、片足立ち能力や呼吸機能の低下に影響するという報告があり(1-4)、また、その姿勢は脊柱伸展運動や胸郭の可動性を高めるハマトレのようなトレーニングにより改善が期待されるという報告もあります(5-6)。
このように、根拠に基づいて作られたプログラムですから、是非、取り組んでみてはいかがでしょうか?
次回は傾き改善のための運動を紹介します!
参考資料
1、maejima H et al: The relationship between postural deformation anda standing balance in elderly person,J Jpn Phys Ther Assoc 7:7-14,2004
2,坂光徹彦ら、脊柱後弯変形をバランス能力および歩行能力の関係:理学療法科学 22(4):489-494,2007
3、森藤武ら:脊柱後弯変形患者における脊柱伸展可動性とバランス、歩行能力との関係:理学療法科学 735-739,2010
4、草刈桂子ら:円背姿勢が呼吸循環反応ならびに運動耐容能に及ぼす影響:理学療法学 18(4):187-191,2003
5、山本圭彦ら:運藤療法により高齢者の円背姿勢は改善するか:理学療法33(supplement2):398,2006.
6、蒲田一芳ら:骨盤・胸郭リアライメント法 コアセラピーの理論と実践 14-48,2011