2020年12月25日(金曜日)

目と舌で味わう行事食~12月~

こんにちは、となりのサワコです

Merry Christmas!
今日はクリスマスですね。
皆さんは今年のクリスマス、どのようにお過ごしですか?
今年は、お友達や恋人とワイワイ、ではなく、
おうちでご家族と静かに楽しまれる方が多いかと思います。
家族で食卓を囲むというあたり前なことが、うれしい。
“あたり前をありがたいと思う日”になりそうです。

さて、昨日クリスマスイブに、「12月クリスマス行事食」をお出ししました。

メニューは、焼きたてパン、煮込みハンバーグ、エビグラタン、ほっき貝のサラダ、コーンスープ、クリスマスゼリーでした。

12月行事食

焼きたての3種類のパンは、スタッフが病棟を回り、患者さん一人ひとりにお届けしました。
嚥下食などを召し上がっている患者さんには、パン粥をご用意し、パンの味を楽しんでいただきました。

お一人おひとりに温かいパンのサービス
チームサンタ&トナカイ

患者さんからは、とっても美味しい、煮込みハンバーグのデミグラスソースの味がとても良い、病院で貝が食べられると思っていなかったから嬉しい、(サンタやトナカイの)にぎやかな雰囲気が楽しいわね、などのコメントをいただきました。

Merry Christmas!

毎月恒例、管理栄養士Yの今月の作品はこちら。サンタさんのひげやパン、小麦粉のパックまで、全て画用紙で作られています。
病院1階に、これらの作品のギャラリーコーナーを作りました。ご来院の際はぜひご覧ください!

これからも患者さんのココロとカラダに栄養をお届けできるよう、真心こめたお食事を提供していきます。

2020年12月23日(水曜日)

回復期リハ病棟「音楽療法♪」

こんにちは、となりのサワコです

当院の回復期リハビリテーション病棟では、入院生活を充実させる様々なプログラムをご用意しています。
日常の生活に戻るためには『リハビリ以外の時間の過ごし方』もとても大切と考えているからです。

今日はそのひとつ、「音楽療法」をご紹介します!

高齢者専門音楽療法『オトカテ』の音楽療法士が月に2回、回復期リハ病棟で楽しいセッションを繰り広げます。
療養病棟でも、患者さんのベッドサイドでギターやバイオリンを弾いて、演奏を聴いてもらったり、一緒に歌を歌ったりしています。(療養病棟での様子は、また改めてご紹介します!)

ここからは、音楽療法について、『オトカテ』の紹介内容より抜粋して詳しくご案内していきます。

音楽療法ってなに?

音楽を聴いて心がウキウキしたり、体を動かしたくなることはありませんか?
それは音楽が持つチカラが働いた結果です。
その音楽の持つチカラを上手く利用しながら利用者様(患者様)の目標に合わせた活動を行い、心身機能に働きかけることで、利用者様(患者様)の持つ悩みを解決していくのが音楽療法です。

皆さんこの時間を楽しみにされています

音楽レクリエーションとの違いはなに?

レクリエーションで大切なことは「その場を皆で楽しむこと」ですが、音楽療法で大切なのは、「目標を達成させること+楽しむこと」です。
その方のニーズや悩みをもとに目標を設定し、「楽しみながらゴールを目指す」これがレクリエーションとの大きな違いです。

音楽療法はどんな効果があるの?

「病は気から」というように、心と体はつながっているので、心が元気になれば自然と体も元気になります。
また、耳から入る音楽の情報は脳と心に直接働きかけるので、認知症の方にも効果があります。効果が現れ始めると機能の低下が抑制され、社交性の向上や、精神面からくる痛みの軽減なども期待できます。

歌ったり、トーンチャイムなどの楽器を持って参加したり…笑顔が溢れています!

2020年12月16日(水曜日)

幸せを運ぶポインセチア

こんにちは、となりのサワコです

先日、入院患者さんのご家族に、ポインセチアの鉢植えをいただきました。

12月のこの時期らしい、ジングルベルが聞こえてきそうな鮮やかな色合いがとても綺麗です。
このような時だからこそ、お花を見て「あぁきれいだな」と思う心を大切にしたいと思います。

ポインセチアの花言葉は、『幸運を祈る』だそうです。
(色によってもいろいろな花言葉があるようですが…)

来年は、今年よりも良い年になりますように…

日中は正面玄関に置かせていただき、来院される皆さまをお迎えしています。
長く楽しめるよう、大切にさせていただきます!

赤、白、ピンク…色とりどり。

2020年12月9日(水曜日)

オンライン面会

こんにちは、となりのサワコです

当院はいま、入院患者さんを感染症のリスクから守るため、面会を全面的に禁止させていただいています。入院患者さんとご家族の皆さまの不安を少しでも軽減するため、オンラインによる面会体制を整えています。今日は、その取り組みをご紹介します。

まずは、『WEB面会』
ご希望されるご家族は、ご自宅からご自身のパソコンやスマートフォンを使いインターネットに接続していただき、『Zoom』を使って、患者さんと画面越しの面会をしていただきます。
患者さん側には、当院のスタッフがノートパソコンを準備し、お顔が映るようにセッティングします。
ご家族にはあらかじめ接続のための情報をお伝えします。患者さんは、久しぶりにご家族やお孫さんのお顔を見たり、声を聞いたりして、とても嬉しそうなご様子です。

そしてもうひとつが、『モニター面会』
パソコンの操作がよく分からない、ご自宅のインターネット環境が整っていない、というご家族のために始めました。
ご家族に来院していただき、病院1階にある個室にセッティングされたパソコンを使って面会をしていただきます。患者さん側のパソコンとの接続はこちらで行うので、手軽で良いとご好評いただいています。

ご家族にご利用いただく病院1階の個室
ベッドに横になったままでも楽に画面をご覧いただけるようスタッフが工夫しています

『WEB面会』と『モニター面会』を合わせた、ハイブリッドな面会も可能です。
これは、ご家族が来院してモニターで面会をしていただくのに加え、遠方にお住まいのご家族とも同時にWEBでつなぐというものです。

詳細をお知りになりたい方は、お気軽にお電話でお問合せください!

2020年12月7日(月曜日)

改めて再確認!コロナウイルス対策

こんにちは、リハビリテーション科の宮本です

今日は、サワコに代わり、私から感染対策についてのお話をします。

新型コロナウイルスの感染経路として、飛沫感染(飛んできたものが体に入る感染)のほか、接触感染が挙げられます。
目や鼻や口といった、皮膚で守られていないところからは感染がしやすいので特に注意が必要です。

さて、人は“無意識に”顔を触っています。
どれくらいの頻度で触っているかご存じですか?

文献によると、平均で1時間に23回も触っているんだそうです!
そのうち、目、鼻、口などの粘膜は、約44%を占めています。
ということは1時間に約10回は、粘膜に触れているということになります。

ウイルス対策の基本は、手洗い!

私たちはこれだけ粘膜に触ってしまうのですから、手を清潔に保つことが大切です。
水とハンドソープで、ウイルスはかなり減らせます。

手洗いの効果(イメージ図)

手洗いの5つのタイミング

  • 公共の場から帰った時
  • 咳やくしゃみ、鼻をかんだ時
  • ご飯を食べるとき(前と後)
  • 病気の人のケアをした時
  • 外にあるものに触った時

アルコール消毒も大切ですが、医療従事者の間でもこまめな手洗いは非常に大事とされています。
今一度、注意をしてみてはいかがでしょうか?

参考文献:
Yen Lee Angela Kwok et al. Face touching: A frequent habit that has implications for hand hygiene.Am J Infect Control. 2015 Feb 1; 43(2): 112–114.
森功次他:感染症学雑誌.80:496-500(2006)

2020年11月30日(月曜日)

梅谷医師をご紹介します

こんにちは、となりのサワコです

病院からのお知らせでもお伝えしたように、12月より金曜午前の内科外来の担当医が、梅谷医師に変更になります。今まで担当していた張医師は、今後は回復期リハビリテーション病棟を専従で担当します。

梅谷医師は、現在主に健診の問診や画像診断を担当しており、糖尿病などの内分泌代謝疾患全般が専門です。

*****梅谷医師からのコメント*****

金曜日午前の外来を担当させていただく梅谷と申します。これまで主に糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病の診療に携わって参りました。

  ところで皆様は「健康寿命」を意識することはありますか。健康寿命とは日常生活を制限されることなく健康的に生活を送ることのできる期間のことです。日本人の健康寿命はおよそ男性72年、女性75年と平均寿命より10年も短いです。つまり人生最後の10年間は介護を要したり病気などで元気に過ごすことができない状態だということです。 

 一方で3000m級のアルプスの山々に行くと60代、70代の登山者を大勢見かけます。誰でも健康や筋肉を維持できれば70代でもかなり強い運動ができますし、90歳でも自立した生活は十分可能です
 糖尿病、高血圧症、脂質異常症など生活習慣病は老化を早め健康寿命を大きく削ってしまいますが、平成の30年間にこれら治療薬は別次元といえる程に進歩しています。ぜひその恩恵を受けていただきたいと思います。

患者さんのご希望や考え方、生活状況を考慮して一人一人に合った治療を患者さんと一緒に優しく考えていきますので、健康診断で引っかかってしまったら気軽に受診して下さると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

2020年11月26日(木曜日)

目と舌で味わう行事食~11月~

こんにちは、となりのサワコです

連休明けから、ググっと気温が下がりましたね。
前回のブログでご紹介した嶮山の紅葉も、だいぶ葉っぱが落ちてしまいました。
先週の暖かさから一気に寒くなったので、皆さん体調を崩さないように温かくしてお過ごしください。

さて、今日は患者さんが(職員も)楽しみにしている月に一度の行事食の日。
今月は『秋の行楽弁当』をテーマにご用意しました!

メニューは、鮭の炊き込みご飯、たらの吹き寄せ蕪蒸し、鶏ささみの梅肉揚げ、かにときのこの和え物、すまし汁、デザートは柿でした。

11月行事食

鮭の炊き込みご飯は、おむすびにして一つ一つ笹の葉で巻いてお出ししました。見た目も、笹の香りも、楽しんでいただけたと思います。
おかずとデザートの柿は、お弁当箱に色鮮やかに詰めてから、布で包んで、行楽気分を味わっていただく工夫をしました。お弁当の包みを開ける時って、大人になってもなんだかワクワクしますよね!

お料理の味が美味しいのはもちろん、手間をかけて、お食事全体の雰囲気を楽しんでいただくのが、青葉さわい病院自慢の行事食です!

笹の葉おむすびと行楽弁当。
「どっちが本業か」シリーズ by管理栄養士Y。なんと、どんぐりも粘土で作っています…

これからも患者さんのココロとカラダに栄養をお届けできるよう、真心こめたお食事を提供していきます。

2020年11月18日(水曜日)

ひざの痛み予防運動⑥姿勢と歩きの改善『ハマトレ』実践編Part2

こんにちは、となりのサワコです

病院の前の嶮山の交差点からあざみ野駅方面へ続く坂道は、いま紅葉がとても綺麗です。
枝の先の方から真っ赤に色付き、太陽の光が当たると本当に美しく、まるで絵画のようです。
今週は汗ばむほどの暖かい日が続くようなので、お散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?

嶮山の紅葉
赤い絨毯。

さて、今回は『ハマトレ』の実践編パート2、「傾き改善」の運動です!

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こんにちは!理学療法士の宮本です

今回は、体の傾きを改善する運動になります。傾きといってもイメージがわきにくいかもしれませんが、この運動は、お尻を中心に、ももの内側、外側を伸ばしたり、筋力強化したりする運動になります。これをすることで、バランスの改善にもつながることが期待されます。

立ったり座ったりが億劫になり始めた方、なんとなく歩いていると横方向にふらつく気がする人などは 積極的にやりたい運動ですね。

猫背になると、体のバランスをとるために、頭が前に出て、股関節と膝を曲げてバランスをとりはじめます。すると、歩幅が狭くなったり、つまづきやすくなったりします。最近つまづきやすくなったなぁと感じている方は、積極的にやってみてください。

ストレッチ
まずは、内もものストレッチの紹介です。

内股ストレッチ:肩幅より広く足を広げます。体重をかけていない側の足の内股を伸ばして、 左右各4カウント。内股が伸びていることを意識してください。

筋トレ
次に、筋力強化です。

①脚開き:まっ直ぐ立ち、椅子やテーブルに片手をおきバランスをとれるようにします。足を上げる方の腰に手を置き、足を横に振り上げます。ゆっくり行いましょう。

コツは、つま先が外を向かない事。内股のまま足を外にあげます。そして、やや斜め後ろにあげます。

やってみると、かなり難しい運動です。
これを、左右各4回行います。

②脚閉じ:椅子に座り、丸めたタオルを足の間におきます。タオルを押しつぶすように力を入れ、足を閉じる運動をしましょう。

これを4回行います。
それぞれ、1~4セット程度実施しましょう。

いかがだったでしょうか?今回の運動は比較的さっと出来たり、テレビを見ながらできたりしそうな運動ですので、普段の生活の中で積極的に取り入れてみてください。

次回は足の動き改善のための運動を紹介します!

参考資料
1、山本圭彦ら:運藤療法により高齢者の円背姿勢は改善するか:理学療法33(supplement2):398,2006.
2、蒲田一芳ら:骨盤・胸郭リアライメント法 コアセラピーの理論と実践 14-48,2011

2020年11月11日(水曜日)

11月14日は世界糖尿病デー

こんにちは、となりのサワコです

11月14日は『世界糖尿病デー』です。

世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年に国連により公式に認定されました。
11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとして顕彰しています。(世界糖尿病デー実行委員会HPより引用 https://www.wddj.jp/

世界糖尿病デー実行委員会事務局の発表によると、今年は日本全国128か所でシンボルカラーのブルーのライトアップを実施するそうです。

今や日本では5人に1人が患者、またはその予備軍であると言われています。
糖尿病の重症化予防のためには早期発見・早期治療が重要ですが、医療機関や健診で糖尿病といわれたことのある人の中で、「治療を受けていない」人の割合は、特に男性の40~49歳の働き盛り世代で最も高く、約5割が未受診または治療中断という状況です。糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないことから、疑いがありながらそのまま治療を受けないケースが多くあることが、その要因と考えられています。(世界糖尿病デー実行委員会HPより引用 https://www.wddj.jp/

糖尿病になると、失明、透析、足の切断など、様々な合併症を引き起こし、骨折もしやすくなります。糖尿病が“万病の元”と言われる所以です。

当院では、月曜日午前と火曜日午前に、糖尿病専門外来を行っています。
糖尿病あるいはその予備軍と診断されたことのある方、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

↑クリックすると糖尿病専門外来のページが開きます

※糖尿病専門外来は現在待ち時間が長くご不便をおかけしております。あらかじめご了承ください。

2020年11月9日(月曜日)

おいしい家庭料理レシピ「鮭ハラスと野菜のグリル」

こんにちは、となりのサワコです

当院の管理栄養士がご紹介する、おいしい家庭料理レシピ。
久々のご紹介となる今回は、「鮭ハラスと野菜のグリル」です。
耐熱用のお皿ひとつで作れるレシピなので、ズボラな私にも作れそうです!

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~骨粗しょう症予防にも積極的に摂りたい鮭~

鮭はビタミンDが多く含まれ、骨粗しょう症予防にも積極的に摂りたい食品です。ハラスに脂が多いので、お野菜に染み込ませ一緒に食べられます。

〈材料 2人分〉

鮭ハラス約200g
人参1/2本
玉ねぎ1/2個
しめじ1/2パック
アスパラガス4本
じゃがいも2個
小さじ2/3
こしょう少々
レモン汁適量

<作り方>

  1. 人参は短冊切り、玉ねぎは2㎜のスライス、アスパラガスは筋を取り3等分に、じゃがいもは3㎜に切る。しめじは石づきを切りほぐす。
  2. ハラスは5㎝程に切り、塩小さじ1/3、こしょう少々を振ってなじませる。
  3. 1.の野菜を耐熱皿に入れ、塩小さじ1/3を振ってよく混ぜる。
  4. 3.にラップをふわりとかけ、電子レンジ600wで5分加熱する。
    (野菜全体が少し柔らかくなればOK)
  5. 野菜の上にハラスを並べて、グリル上段で10分焼く。
  6. ハラスに火が通り、皮に焼き色がついたらできあがり。
  7. 食べる時にレモン汁をかける。

<栄養成分>

・エネルギー:230kcal
・たんぱく質:25g
・脂質:4.7g
・炭水化物:21.1g
・塩分:2.2g

電話番号0459010025