2020年8月21日(金曜日)

栄養のお話「食事から熱中症予防」

こんにちは、となりのサワコです

『体を外から作るのは運動!
体を中から作るのは栄養!』
という言葉を先日耳にしました。
うーん、なるほど。

ということで、今日は当院栄養科の管理栄養士から、
熱中症予防に役立つ栄養のお話をします。

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みなさん、こんにちは

毎日のお食事の用意、大変ですよね。
台所に立つのは暑いし、この暑さじゃあまり食欲もない…
という方いらっしゃいませんか?

でも、熱中症予防には食事、栄養もとても大切なのです。
そこで今日は、熱中症予防に大切な栄養素をご紹介します。
このブログの中で、手軽に作れる美味しいレシピも今後ご紹介していきますので、
これらの栄養素、食材を、毎日の献立に上手に取り入れてみてください!

タンパク質(肉類・魚類・卵・大豆製品・乳製品)

筋肉・臓器など体の主成分で酵素・ホルモン・血液成分・神経伝達物質などの
主成分ともなる為、不足すると、体の機能が低下し免疫力が下がってしまう。
ただし、腎障害のある人は摂りすぎると腎機能悪化につながるため注意が必要です。

ナトリウム

汗と一緒に流れていくため、たくさん汗をかいたときは塩分補給が大切です。

カリウム(野菜・海藻・果物・イモ類)

細胞の浸透圧を調節してくれているのカリウムです。
汗をかくことで、ナトリウムと一緒に流れてしまいます。
体の中で不足すると筋力低下・低血圧・不整脈・頻脈が起こる可能性があります。
ただし、腎障害がある人は体に溜まりやすくなり不整脈などを引き起こすため注意が必要です。

水分

水分が不足すると、血流悪化・自律神経の乱れ・筋力低下がおこり、疲労感へとつながります。

ビタミンC(果物(キウイフルーツ・イチゴ)・野菜(ブロッコリー・赤ピーマン・ほうれん草))

体の中のコラーゲン作りを助けてくれます。
コラーゲンは不足すると筋肉・血管・骨・皮膚など体の組織が弱くなる可能性があります。
ビタミンCをとることで免疫力を高めることへつながります。

ビタミンB1(豚肉・うなぎ・玄米や胚芽米)

糖質をエネルギーに変えるためになくてはならない栄養素です。
脳で使われるエネルギーは糖質からのエネルギーであり、
このビタミンB1が不足すると、脳の働きが悪くなり、神経機能が正常に保てなくなることがあります。

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ミニレシピ☆手作りスポーツドリンク

汗をかいた時は、水分と電解質を補給することが大切です。スポーツドリンクや経口補水液は、市販で購入できますが、簡単に作れますので必要になった時には作ってみてください!

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2020年8月19日(水曜日)

運動のお話「もう年だから…は本当?」

こんにちは、となりのサワコです

毎日暑いですね。
先日、病院の正面玄関入ったところに、冷風機を設置しました。
入口の空気を冷やすことで、院内の空調も効きやすくなったかなと思います。
給茶機もありますので、来院時にお飲み物を持参されていない方はどうぞご利用ください。

熱中症予防には、普段からの運動も大切です、というお話を前回しました。
その『運動』のお話を、今回から不定期で連載していきます!
お伝えするのは、当院リハビリテーション科科長の宮本です。

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こんにちは!理学療法士の宮本です

「もう私80歳よ、運動したって筋肉なんてつくわけないじゃない‥」
「若いころに運動していなかったから、今更、運動して筋肉なんてつかないんじゃないの?」

患者さんや、地域の方とお話ししているとよくこんな言葉を耳にします。

たしかに、20歳の活発な青年に比べれば、そうかもしれませんが、
実は、運動の効果に年齢は関係ないということが、最近の研究で明らかになっています。

従来は、年を重ねるとそれに沿って健康度も下がると思われていました。
しかし最近は、健康度が下がるかどうかは人それぞれで、
活動や運動を行うことで年齢とは関係なく元気でいられるということが分かってきたのです。

さらに、
身体機能が低い人ほど効果があり、この改善効果には年齢や性別の影響が少ない
ということを示している研究もあります。

つまり!
運動は正しい方法で行えば、何歳から始めても、体力に自信のない方ほど効果的なのです!

もう年だから…とおっしゃらずに、一緒に体を動かしてみませんか?

参考文献:
・身体的虚弱(高齢者)理学療法診療ガイドライン
・新井武志、大渕修一・他:地域在住高齢者の身体機能と高齢者筋力向上トレーニングによる身体機能改善効果との関係.日本老年医学会雑誌 43(6), 781-788, 2006-11-25
・E W Busse:Duke University Longitudinal Studies of Aging. Z Gerontol. May-Jun 1993;26(3):123-8

2020年8月13日(木曜日)

熱中症にご注意を!

こんにちは、となりのサワコです

今年の夏は、猛暑の中マスクをつけて過ごさなければならないという、今までにあまり経験したことのないつらい夏になってしまいました。「感染予防」と「熱中症予防(対策)」をしっかりと両立させて、元気にこの夏を乗り越えたいですね!

熱中症は、暑いところや湿度の高いところにいて、
汗によって体の中の水分や塩分が減ったり、
体温が上がり過ぎたりすることで起こります。
いつでも、どこでも、だれでも、かかる可能性があります。
自分は暑さに強いから大丈夫!と思っている人でもかかるので、油断できません。
重症化する前に、対策をしっかりとりたいものです。

熱中症はその症状によって3つの段階に分けることができます。

  • 1度(軽症)…めまい、たちくらみ、筋肉痛、こむら返り、汗をふいてもふいても出てくる
  • 2度(中等症)…頭痛、吐き気、嘔吐、全身のだるさ、暑いのに汗が出にくくなる
  • 3度(重症)…意識がもうろうとする、けいれん、体温が40度以上になる
    (日本医師会『健康ぷらざNo.390』より引用)

熱中症の予防に大切なことは、何といっても水分補給です

マスクをしているとのどの渇きを感じにくくなります。
私も仕事をしていて、何時間も飲み物を口にしていなかった、ということが時々あります。
意識して水分をとるようにしないといけませんね。
水分は、のどが渇いてから一気にガブガブっと飲むのではなく、こまめに飲むのが効果的です。

たくさん汗をかいたときは、塩分も補給する必要があります。
そんな時は、「経口補水液」を上手に使いましょう!みなさん、経口補水液って飲んだことありますか?いろいろなメーカーから様々な商品が出ています。全体的に、しょっぱさが前面に出ているようなお味で、ちょっと飲みにくい…と個人的には感じています。でも、ゼリータイプだとなぜかかなり飲みやすいです!冷蔵庫でいくつか冷やしておいて、こまめに飲むといいと思います!

水分補給のほかに大切なこととしては、十分な睡眠、食事、普段からの適度な運動などが挙げられます。適度な運動をしましょう!…と言うのは簡単ですが、具体的にどんなことをしたらよいか分からないし、この猛暑の中ではなかなか難しいですよね。このブログで近いうちに、おうちでできる簡単な運動を当院の理学療法士からご紹介できたらと思っています!

2020年8月6日(木曜日)

目と舌で味わう行事食~8月~

こんにちは、となりのサワコです

8月2日は、土用丑の日でした。
関東地方ではちょうど梅雨も明け、いよいよ夏本番!というタイミングで、8月の行事食「うなぎ」をご用意しました。

メニューは、うなぎ丼、冬瓜のそぼろ煮、鮭といくらの親子なます、すまし汁、フルーツは夏らしく、すいかでした。

やっぱり土用丑の日には、うなぎを食べたい!!
そんなふうに思っていらした患者さんも少なくなかったと思うので、喜んでいただけたのではないかと思っています。
当院ではお食事にうなぎを使うのは初の試みでしたので、事前に関係者でサンプルの試食を行い、身の軟らかさや、骨が喉にひっかからないか、など十分に確認しての今回の実施となりました。

安全面、衛生面をクリアすれば、病院食だからって出せないものはない!という考えで、患者さんにより一層喜んでいただけるような食事提供をしています。
今は、9月と10月の行事食の最終的な準備を進めています。来月以降もお楽しみに!

2020年8月3日(月曜日)

感染症対策「コンシェルジュがトリアージ」

こんにちは、となりのサワコです
今日は、当院で取り組んでいる感染症対策のひとつをご紹介します。

まずは外来患者さんの対応。
入口にコンシェルジュを常駐させています。コンシェルジュは、外来看護師や受付スタッフが担当し、すべてのご来院の皆さまに、検温と、簡単な問診を行います。
足や腰が痛くて整形外科を受診に来られた患者さんも、一度入口で立ち止まっていただき、検温にご協力をいただいています。お辛いところ、私たちの取り組みにご理解いただき、この場を借りて感謝申し上げます。

マスクは、今はほぼすべての方が着用してきてくださるようになりました。最近はドラッグストアなどでもようやく手に入るようになりましたね。(ただ、医療従事者が使用するサージカルマスクは、市販のものとは認可基準が異なり、このタイプはまだまだ潤沢な流通量とは言えないのが現状です…)

問診で、発熱や呼吸器症状など、コロナを疑うような症状が見られる場合は、別室にて待機していただくか、自家用車でご来院の方はお車の中での待機をお願いしています。

院内に入る際は、必ずアルコール手指消毒をお願いしています。診察室の入口にもアルコール消毒を設置してありますので、入室前、退室後に、消毒をしていただきます。

私たち職員は、毎日の検温、体調管理(無理せず休みをとる)、こまめな手指消毒、を徹底しています。
患者さんを守る。私たちから絶対に広げない。
医療に携わる者として可能な限りの対策をこれからも取っていきます。

2020年8月1日(土曜日)

ホスピタルレター8月号

ホスピタルレター8月号をお届けします。

7月より内科外来の体制が変更になりました。
外来担当表よりご確認ください。
また、裏面のテーマは「withコロナの時代をどう暮らすか」。
是非ご覧ください!

ホスピタルレター8月号はこちらをクリック!

2020年7月30日(木曜日)

ホームページリニューアルのお知らせ

2020年8月1日に、ホームページをリニューアルしました。
ページ構成を見直し、ご覧いただく方により分かりやすく、知りたい情報がすぐに探せるようなサイト作りをしました。
青葉さわい病院のことをもっと知っていただけるようなホームページにしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

2020年7月29日(水曜日)

面会禁止継続中のお知らせ

新型コロナウイルス感染対策のため、当院では3月より面会を全面禁止とさせていただいております。
入院患者さんの安全のため当面の間、面会禁止を継続させていただくことといたしました。なお、患者様のご病状により病院からご来院いただくよう連絡させていただく場合を除きます。

入院患者さんに安心、安全な環境を提供するために、引き続きご理解、ご協力の程お願い申し上げます。

~入院患者さんのご家族の皆さまへ~
面会全面禁止中は、洗濯物などの日用品につきましては、1階受付にてお預かりさせていただきます。また、入院料のご請求書も、1階受付でお渡しいたしますので、お立ち寄りいただきますようお願い致します。

2020年7月27日(月曜日)

はじめまして、サワコです。

2020年8月1日、ホームページリニューアル。

今回のリニューアルで最も大切にしたことは『病院のことをもっと知ってもらう』ということです。

はじめまして!青葉さわい病院案内人のサワコです。

昭和60年にたまプラーザに「さわい病院」を開院してから、今年で35周年を迎えます。これからも、あざみ野、嶮山、たまプラーザの地域の皆さまに身近に感じていただけるような、なんでも気軽に相談していただけるような病院であり続けることを目指して、病院の「中身」をお伝えするブログを始めることにしました。

いつも皆さんのとなりに…。何かあったときはいつもすぐそばにいます、という想いを込めて、『となりのサワコ』というタイトルを付けました。(となりのサワイ、じゃなくて…)

医療のこと、病院のこと、地域のこと、幅広く書いていけたらと思っています。
たくさんの方に読んでいただけると嬉しいです!
よろしくお願いします!

電話番号0459010025